【戦争と命】(戦争とは、何か)

エッセイ
この記事は約20分で読めます。

2022. 4.27

黄輝光一

生命保険会社における、人ひとりの生命の値段は、1億円。否、本来は値段をつけてはいけない、つけられない大切な命です。そのかけがえのない、たった一つのあなたの命が、ゴミのように扱われるのが戦争です。

戦争は、最大の環境破壊である。それだけではない、美しき地球の大自然、全ての動物たちを巻き添えにする戦争。あってはならない宇宙の重大犯罪です。

地球は、遠くから見ると美しい、でも近くから見ると恐ろしい。

宇宙人は、まる裸では、怖くて地球に上陸できません。ですから、円盤に乗って地球をグルグル回って、様子をうかがっているのかもしれません。

戦争の決断は、たった一人の男によってなされる。まさに狂った男によって。最終ボタンは、人の命を何とも思わない、霊的無知なる未成熟な男(独裁者)によってなされる。

今、地球上で、三分の一の国が、臨戦態勢です。否、もう、すべての国、地球全体といっていいかもしれません。我が地球は、今、人類の存亡の危険水域にあると言えます。

核兵器がダメなのではない、生物兵器がダメなのではない、全ての兵器がダメなのです。そして、武器をもって撃ちまくる『人間』が、本当の元凶なのです。

遠い宇宙から平和を愛する宇宙人が、この美しく見える地球に表敬訪問したいと思った時、全世界で200兆円を超える膨大なる武器だらけの星で、高性能の殺人兵器を造りまくって、至る所で、ドンパチやっている超危険な星に、

だれが、訪れたいと思いますか。

外から見ると、本当に美しき青き地球。しかしそこに住む私たち人間が、病んでいる。

弱肉強食という病に、強欲と言う病に、自己中という病に、自分の国さえよければいいという、国益と言う「病」に。

それは、目に見えない恐ろしい病だ。

☆  ☆  ☆

夫婦喧嘩をしていたら、お隣さんが「やめろ」といって、武器をもってのりこんできた。さんざんお説教された上に、ついには、僕たちに発砲してきた。もう、家の中はめちゃくちゃだ。

代理戦争とは。これは正当なる正義の「仲裁戦争」ではなく、自国の利益の為の、やってはいけない自分勝手な、恐ろしい戦争そのものです。(3つの代理戦争。朝鮮戦争・ベトナム戦争・アフガニスタン紛争)

「我が祖国」という言葉に騙されるな、「国を愛する」という美しい言葉に騙されるな、「国益」という美しい言葉に騙されるな、一番大切なのは、一人一人の命だ。絶対に戦争をしないという「決死の覚悟」と平和実現のための行動だ。

命。命。命。命。命。

平和だ、平和だと叫んでも、それだけでは、「平和の鳩」は、やってこない。平和の実現のためには、そのための「決死の努力」が必要だ。国民一人一人が、平和を願う思いと、現実的行動(例えば作家なら、ペンの力。主婦なら日ごろから強い関心を持ってアンテナをはり、真実の正しい情報を得ることに努める)

国家は、元首は、政治家は、戦争回避のための、あらゆる外交努力をする。

アニメ映画、「この世界の片隅に」を見た。戦争は、気が付いたら始まっていた。みんな死んでいった。私(主人公の女性 すず)の右手も、なくなった。

チャップリンの映画「独裁者」、笑ってはいられない。現代にもいた。

この地球、何と美しい国でしょう。しかし、その築き上げたすばらしい建造物を、破壊しまくる愚か者がいる。

☆  ☆  ☆

人類が誇れるもの、それは人類の「叡智」。それによって、もたらされた「科学」文明社会。そして「経済」至上主義社会。今、この絶対神話が問われている。

最強の軍隊に囲まれ、最新鋭の武器を視察し、最強の権力を持った独裁者は、必ず、あることをする。

戦争は、始まったら手遅れだ。ここから巨大なる憎悪の連鎖反応が起こる。手遅れになる前に絶対にやるべきことがある。それが外交だ。政治的外交以外に戦争を回避する道は絶対にありません。お互いの国の命を守るために、大統領は自らの命を捧げる覚悟で敵国へ、赴くべきです。決死の覚悟で。すべての命を守るために。

戦争が始まる前に。

「一番大切なのは、話し合いだよね」それが出来ていない。

だが、それが通用しない未熟な独裁者がいることも、確かだ。

しかし、実は、そもそもが、今まで平和実現のための真剣なる話し合いの場をもってこなかったということだ。

チャンスはいくらでもあったはず。でも、お互いの国がやってこなかった。ただ、目を背けるだけ、罵倒し合うだけ。今からでも、なんとしても、やるべきです。戦争という最悪の結果にならないために、「決死の覚悟」の外交努力を。

自分の国の為だけの話ではありません。相手の国の為にもです。本当の平和のため、国境を越えた平和の実現のためです。

国家元首のやるべき最大の手腕は、それは戦争回避です。

核を持つことでは、決してない。

核を持つことは、最悪の外交放棄だ。

☆  ☆  ☆

驚きました。この世の中にはいまだに「軍事政権」(ミャンマー)というのがある。武器を持って、武器を持たない国民を打ちまくる政権です。もう、言葉が見当たらない。

武器があるから平和がある。核があるから守られる。本当にそう思いますか。

独裁者の「三つのこころ」を知っていますか。①ひとのものを平気で取る②お山の大将になりたい③気に入らないやつは、殴って従わせる。

あれ、これって、だれかに似てませんか?

☆  ☆  ☆

独裁者、七つの大罪

①  突出した権力欲

②  あくなき物欲、金銭欲

③ 自己愛・自己中の権化

④ 「力の論理」の信奉者。(最強の軍事大国を目指し、すべてイエスマンで固める)

⑤ 言論の自由は必要なし。徹底的な秘密主義・プロパガンダ。国民は洗脳される。

⑥ 『命』を何とも思わない。偽善的平和主義、覇権主義、国家主義、軍国主義)

⑦ 慈愛・利他・奉仕とは程遠い身勝手な帝王思想。(長期政権をめざす)

ついには、国民は騙され翻弄され、命の危険にさらされることとなる。

独裁者は、いつも、いつ戦争を起こすかで頭がいっぱい。

☆  ☆  ☆

個人では、善良で、愛に満ちた本当にいい人。でも集団では少し変わる、軍隊に入ればかなり変わる。そして、戦場に出れば、別人となる。道徳心と倫理は完全に消滅する。

戦争では、人間は人間でなくなる。

命より大切なものがあります。それは国を守るということです。命を捧げて国を守りましょう。

⇒そんな国なんていらないと私は思う。

戦争とは、爺さんがはじめて、おっさんが命令して、若者たちが死んでいく。 (大橋巨泉)

若者を、戦場に行かせるな!

若者よ、お国のためという言葉に騙されるな!

あなたの命は、かけがえのない、たったひとつの大切な「命」なのです。

戦争の何たるかを知ってください!

戦争の真実を知ってください!

☆  ☆  ☆

戦争の5つの原因 ①民族 ②宗教 ③資源(石油) ④政治 ⑤領土

そして、これらが複雑に絡み合っている。

人類がかかえる3つの問題点。①食料問題 ②エネルギー問題 ③人口問題

奪い合えば、足りなくなる。分かち合えば、余る。

足るを知るべし。

☆  ☆  ☆

ピストルがあれば使いたくなる

武器があれば使いたくなる

核があれば、ボタンを押したくなる

それが人間の性

それが人間の本性ですか

その性を、理性という人間がもつ本来のある「良心」で打ち砕け!!

ライオンがウサギを捕獲して食べるのは、一般的には弱肉強食と言われております。これは、動物本能です。

では、人間とはなんですか?

人間とは、ただの動物では決してありません。霊的動物です。私は、神の霊性を持った知的生命体と思っております。ゆえに、人間は、その残存する動物的本能(残虐性)に打ち勝って、理性と知性も持って、この世界、この地球を守る義務があります。

人類が、やりたい放題の「地球のがん」になってはいけません。

☆  ☆  ☆

戦争が始まると、株が上がる

戦争が始まると、大儲けするものがいる

戦争が始まると、高笑いするものがいる

そんな『闇の商人』こそ、隠れた人類の最大の敵です

25兆円の資産を持つ独裁者がいる。どうしてこれが国民の幸せの為に、頑張っていると言えますか。

この世の中には、言うことは立派でも、実は平和を望まない、権力に酔いしれた、自己中心的な狂信的、強欲者がいっぱいいる。

世界一貧乏な大統領「ホセ・ムヒカ」86歳。

中南米ウルグアイの第40代大統領(在任期間5年)。

南米の小さな国、ウルグアイのホセ・ムヒカ氏は、給料の大半を貧しい人の為に寄付し、

大統領の公邸には住まず、農場で花や野菜を育て、

いつも古びた愛車を自分で運転し、国民に愛される大統領でした。

日本にも、2016年4月に来日し講演しました。

彼の過酷な人生体験。極貧、極左、ゲリラ活動、13年間の獄中生活。しかし、その体験から学び取り到達した、驚くべき思想に、彼こそ大統領にふさわしいと確信しました。

途上国やスラムの現実を、身をもって体験しているからこそ、その言葉は魂に響き、そして力強い。

ホセ・ムヒカの言葉

「貧しい人とは、欲しがる人です」

「貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです」

「現代の超、消費主義のおかげで、私たちは最も肝心なことを忘れてしまい、人としての能力を、『人類の幸福』とはほとんど関係がないことに無駄使いしているのです」

「人類は、この消費社会にコントロールされているのです」

「私たちは、軍事費に毎分(ふん)200万ドルを使っている。また、人類の富の半分を100人ほどの富裕層が持っている。私たちはこうした富の不均衡を生み出す社会を作ってしまった」

「人生で最も大切なことは勝つことではありません。歩み続けることです」

「『命』より価値のあるものは、存在しません」

「世界を変えられるわけではありませんが、あなた自身は変わることができるんですよ」

地球上のすべての大統領が、彼の言葉を実践すれば、この世界は一変する。

助け合い、分かち合い、利他の精神に富んだ、穏やかなる人格者が、大統領なるわけではなく、権力欲にまみれた強欲なる不道徳者(不心得者)が大統領になる。それが現実。

☆  ☆  ☆

戦争の大悲劇。難民。その数、6750万人(2017年)。内戦により追われた多くの人達、餓死寸前の子供たち。シリア難民(670万人)・アフガニスタン(260万人)・南スーダン(240万人)。そして今回、400万人以上。

『汝の隣人を愛せよ』(新約聖書―マタイ伝22)

自分を愛するように、隣人を愛しなさい。

現実 「汝の隣人は、敵と思え」

『右の頬をぶたれたら、左の頬を差し出せ』(新約聖書―マタイ5:39)

現実 右の頬を叩かれたら、有無を言わせず、倍返しせよ。

☆  ☆  ☆

プーチン大統領は、時々聖書を引用します。ロシア正教会です。

しかし、政教分離ではなく、癒着。政教一体です。

プーチンの戦争に同意する、プーチンの最大の後ろ盾、信奉者が、ロシア正教会のトップ、キリル1世総司教(75歳)です。精神的盟友と言われております。

宗教は、戦争を止められない。宗教が戦争の根源となってきたのが、数々の宗教戦争の歴史です。【ウクライナ正教とロシア正教の対立。イスラエルとパレスチナ。エルサレムの帰属問題。イラク戦争。イスラム過激組織アルカイダ、ISIL(アイシル)の拡大】

信じるものは救われる。信じないものは救われない。「信じないものは、敵と思え」これが宗教です。『宗教とは恐怖と洗脳である』という人もいます。それを否定できない現実がある。

太平洋戦争では、日本では、13のすべての仏教の宗派が、戦争に賛同し、お寺の境内も、若き兵士を送り出す場となった。仏教は、戦争を止められなかった。そういう時代でした。国民が一丸になって戦った。「鬼畜米英」「進め一億火の玉だ」そして、最後は「一億玉砕」。これが、80年前の我が国の戦争〔1941~1945年)です。

世界の宗教が、戦争の歯止めになっていない。聖書の教えとは何か。仏教の教えとは何ですか。

「目には目を、歯には歯を」

「防衛とは、先制攻撃である」

「この未熟者め!」神は、怒っております。

有史以来、戦争で亡くなった人は、2億人をはるかに超えております。

計測不能です。

「人類いまだ反省せず」です。

☆  ☆  ☆

私には、戦争の犠牲者となった、多くの魂が見えます。その魂は、戦争をやめてくれと、叫んでいます。

多くの魂の犠牲のもとに、この世界があります。その魂に報いるために、私たちは、何をすべきなのか、思いをはせてください。

好きな言葉   愛・助け合い・分かち合い・譲り合い・平和

嫌いな言葉   憎しみ・妬み・嫉み・・騙し合い・奪い合う・戦争

【人生の七味(み)唐辛子】うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ

【戦争の七味唐辛子】憎悪・怨念・妄信・洗脳・強欲・略奪・虐殺

最悪の言葉 「絶対許さない」。

地球全体が「悪想念」で満たされている。

仏教の中に、人間のこころの「三毒」という言葉あります。『とん・じん・ち』です。漢字で、『貪・瞋・痴』【むさぼり強欲・怒りと憎しみ・不平不満愚痴】。これは人間が、克服すべき最も基本的な3つの煩悩です。この3毒が、戦争に至るこころの闇かもしれません。

食料が足りない。資源が足りないと、人間は、いつも言っております。

本当にそうですか?一部の人が独占しているのではないのですか。大国が独占しているのではないですか。

「奪い合うから足りなくなる、分かち合えば余る」

実は、人類には、神から有り余るものが、用意されています。

超、消費社会。浪費社会。強欲争奪社会。これでは、いくらあっても足りません。結局は、人々は争い、戦争が始まる。

地球と言う美しい星への最大の裏切り行為、それが戦争。

☆  ☆  ☆

愚民(おろかなる民)とは何か、そして誰でしょう。それは私自信のことです。

「民意」とはいったい何でしょう。国民一人一人の意見です。その一人ひとりの意見の総体が民意と言えるでしょう。

では、その民意は、つねに正しい決断をしてきたのでしょうか。

民主主義は、多数決ですべてが決まります。

しかし、残念ながら、その多数決で、戦争が始まっているのが現実です。

民主主義、人権、命。その言葉が、今泣いている。

人類には、戦争と言う選択肢はありません。

「最新鋭兵器の大量導入(製造・輸入)」と言う言葉。これで日本も守られるぞ、安心だ!と一瞬思います。でも、これは、これは、重要な言葉が足りません。最新鋭とは、大量「殺人」兵器です。敵国を殺すではなく、人間を殺す。あなた自身を殺す兵器です。人類を滅ぼすための兵器です。

☆  ☆  ☆

「お花畑の諸君、非現実的な理想主義者たちよ!

平和憲法を守れ、守れ。とそれしか言わない、愚かなる空想的平和主義者よ。

この悲惨なる現実を見よ、もう戦争は迫っています。現実を見つめてください。

平和憲法では、国民を守ることはできません。守るためには、武器は必要です。日本は、国民を守る自衛隊員が、誇りをもって戦える軍隊にならないといけないのです」

人を殺める最強の武器をどんどん増やして、平和が訪れるのでしょうか?

☆  ☆  ☆

日本では、ピストルを持ってはいけません。法律で禁止されております。ですから、ピストルによる殺人は、なんと、年間、10人以下です。極めて少ないのです。

一方、アメリカは、人口3億2千4百万に対して、銃の数は、なんと3億丁。国民の40%が持っている。

2020年。銃による殺人数は、1万2868人。負傷者は、2万5795人。行方不明者も多く、正確な数は、分からないとも言われております。

毎日、100人が、銃で撃たれております。もう、驚くべき国です。

私は、アメリカ人に聞きました。「なぜ、アメリカ人は、ピストルをもつのですか」「当たり前です。自分を守るためです」と。

☆  ☆  ☆

「人類愛」「人類みな兄弟」お題目は立派です。しかし、現実にやっていることは、相手をおとしめることばかり、巷は、誹謗中傷であふれ返り、人心は病んでいる。

大統領は、国益をかかげ、罵倒し合い、いがみ合っている。

そのなれの果ての結果が「戦争」。

核兵器。世界で9か国が持っている。2021年。その総数は、1万3080基。その内訳は、一位、ロシア6255基。二位、アメリカ5550基 三位中国、350基。・・・世界は、核であふれている。

剣を持つものは、剣にて滅ぶ

武器を持つものは、武器にて滅ぶ

核を持つものは、核にて滅ぶ

みんな幸せになりたいと、しあわせになりたいと切に願って、どんどん軍事費を増やしている。

「軍事費を増やせば増やすほど、兵器が増えれば増えるほど、間違いなく戦争の危険は増えます」

なぜなら、人間は、銃を打ちたくなるのです。ボタンを押したくなるのです。申し訳ないですが、施政者を信用することはできません。

人間は、まだまだ本当にほんとうに未熟。そもそも、それに気づいていない。理性が獣性に負けている。

私自身も、負け続けてきた。動物的本能に・・・

地球の愛の守護神、「人間様」にお任せしていれば、大自然も守られ、動物たちも安心して暮らせることでしょう。・・・現実は、真逆、人間は「地球のがん」、動物たちはいつも、おびえ、逃げ回り、号泣している。

人類の最大の無駄使い、軍事費。

【自国を他国から守ってくれるのが軍隊です。膨大なる軍事費と最強の軍隊によって、平和が保たれている。軍隊がなければ、あなたは、敵国に、全てを奪われ、命も失われますよ!!】

ああ、本当に、恐ろしい世の中だ。

人類の学びとは、反省です。二度と過ちを犯さないという反省です。

日本が、もっとも模範にすべき、理想とすべき国(大国)は、残念ながら、アメリカや、中国や、ロシアではありません。むしろ悪い見本です。

80年前の戦争。まさに日本も、まったく同じことをしてきたことを、絶対に忘れてはいけません。(今日も、あしたも、あさっても)

私の父は、今、生きていれば101歳(81歳他界)です。満州でソ連軍に連行され、シベリアで4年間抑留されました。今、その悲惨な戦争の語り部は、もうほとんどいません。若者たちは、戦争ゲームに夢中です。

私は、その亡き父の「語り部」たらんと、思います。

人類の歴史は、戦争の歴史。

戦争は、人間の拡大図です。国家・社会・企業・学校・こども社会の「合わせ鏡」、反映です。

最近の若者の狂気の恐ろしい犯罪・若者の自信喪失・厭世観・ノイローゼ・自殺・差別・ヘイト・ブラック企業・登校拒否・引きこもり・・・

いじめた方は忘れても、いじめられた方は、絶対に忘れません。

戦争は、まさに憎悪の連鎖です。それを、一刻も早く断ち切らないといけません。

原因は、すべて、人間のこころにある。

それを、生み出す現代社会とは何か。

その原因は、弱肉強食と過当なる競争社会。

弱肉強食⇒至る所で争いが起こる⇒国家の戦争となる。

すべての人が、マモン(お金)の神を崇めて、もっと欲しい、もっと欲しいと叫んでいる。

争いの根元原因は、①自己中心主義(エゴ) ②物質至上主義 ③経済至上主義

人類が、目指すべき方向が、根本的に間違っております。目指すべきは、金欲の物質社会ではなく、精神社会です。(拙著「人類への警告」)

☆  ☆  ☆

「私は、『民間人』です。ですから打たないでください」と言っても、通用しません。戦争とは、全てのルールの破壊です。①国連憲章 ②国際人道法(ジュネーブ条約) ③国際刑事裁判所。狂った独裁者に通用するはずはありません。戦争そのものが、神への摂理違反です。

〔大国の拒否権によって、機能しない国際連合〕

一人を殺すと、殺人者。たくさん殺すと英雄。

もし、戦争が始まったら、やることは一つです。即、やめさせることです。

どうしたら、止めることが出来るかです。しかし、始まれば、それは至難です。

いざこざ⇒民族紛争⇒侵略開始⇒戦争⇒人道支援⇒軍事支援⇒他国の参戦⇒大国の参戦。(あちらこちらで同じことが、同時多発的に起こってくる)⇒第三次世界大戦勃発

あるべき支援とは。最強の武器を提供することでも、軍隊を送ることでも、ありません。やればやるほど死人が増え、憎悪は、永遠に続き、新たなる戦争に導かれる。

しかし、現実に、戦いが始まると、もうどうにも止まりません。「もっと、武器を。もっと、武器を。どうか私たちを助けてください。最強の最新兵器を提供してください」と。

日本は、世界唯一の被爆国です。だからこそ、「戦争を絶対に起こさない。核は持たない。他国の紛争、戦争にも一切関わらない。そう決意表明するのが、日本がやるべきことです」それが、平和憲法の誓いです。

憲法10条「すべての人を愛しなさい」 【桑原啓善氏の提言】

「経済制裁」とは、相手国にとっては、ある意味、宣戦布告と同じです。

戦争の一形態と考えるべきです。その後に続くのが、反撃の経済制裁。更には、戦争へ至る道。ミサイルが飛んで来てもおかしくありません。それによって、その国も、わが国も、もちろん多大なる影響を受けます。それが『経済制裁』です。〔日本は、かつて米国の石油の全面輸出禁止で(経済制裁)で、「真珠湾攻撃」に踏み切りました。※別の見解もあり〕やれば、解決するというわけではありません。

ファシズムとは、国家や社会など、全体の利益を最優先させる考え方です。

【ファシズムの初期症状】

① 強いナショナリズム(国家主義・民族主義)

② 国益、最優先。

③ 人権(命)の軽視

④ 敵国づくり

⑤ 軍事、最優先

⑥ メディアのコントロール。プロパガンダ(思想統制)。

⑦ 差別(人種差別・性差別・すべての差別)

⑧ 労働者への抑圧

⑨ 宗教統制

⑩ 学問・芸術への不当なる関与・軽視

⑪ 反体制派への厳罰化(法改正)

⑫ 政治と宗教の癒着。一体化。

⑬ 不正選挙

(ローレンス・ブリッドの説を参考にして記す)

☆  ☆  ☆

膨大の武器に囲まれた独裁者、膨大の武器に守られた独裁者、自分が一番偉いと錯覚する独裁者。もちろん周りはイエスマンのみ。支持率90%以上。観衆は歓喜し、ヒットラーと叫ぶ。

今も、同じことが行われている。

戦争を決行する、正当なる理由。イデオロギー、宗教、思想、正義。そんなものは、まったく必要ありません。戦争自体が、やってはいけないことなのです。「平和を実現するための戦争」など、あろうはずがありません。

(プーチンの言葉「平和実現のための特別軍事作戦」)

戦争が始まると、双方が勝つために、最新兵器を駆使して、徹底的に勝つまで戦う。いつの間にか、正義は霧散し、理念は消滅し、倫理は崩壊し、あるのは屍の山。人類は、いつになったら、戦争をやめられるのか。戦争に、正義なんてあり得ません。

日本の軍事力は、世界第5位。(アメリカ・ロシア・中国・インドの次)

世界の国の数、196か国中です。

日本国の人口1億2600万人。2022年度の我が国の総軍事費、6兆円。

自衛隊の数、23万人。

一方隣国、中国は、人口14億。軍隊(人民解放軍)200万人以上、軍事費26兆円。中国は、これからどんどん増えるはずです。

日本も、まだまだ足りないと考えています。

日本が、中国に勝てる確率は、0%です。えっ、アメリカが守ってくれる。もし、アメリカが本格参戦すれば、人類は滅亡です。

数字を並べて、見つめて、見つめて、検討すれば、するほど、戦争の危険は、ますます増える。

☆  ☆  ☆

財津昌樹氏制作の「トイレで知る・考える」2022年度のカレンダーより。

過去は泣き続けている

アジアに対して行った侵略戦争

そのことを起きたと捉え

やったことだとは考えない

だから加害者なのに被害者意識

この最も悪い部分が清算されずに80年

きちんと過去を振り返らない伝えない

この臆病な傲慢さのため

いつまでも経っても隣国と

仲良くできない

仲良くすることが

戦争による犠牲者(2500万人)に対して

何よりの弔いとなるのにね!

☆  ☆  ☆

実は、重大なことが、見落とされております。

戦争と言葉の真実です。その中身です。

もちろん、ありえないことですが、「あなたが、戦場で、自分自身が、子供たちを自分が持つ兵器で撃ち、武器を持たない女性たちを殺め、銃を撃ちまくる」という重要なシュミレーションが全くなされていない。(心理的除外作用)

「自分が、現実に『戦場』にいる」という、最も大切なシュミレーションが本能的になされていないのです。

結局は、自分自身が全くの蚊帳の外で、「戦争はいやだ」「守ってもらいたい」ということしか念頭にありません。

「死にたくない、死にたくない、死んだらお終いだ」

そうではありません。

戦争になれば、あなた自身が、多くの人たちを「殺す」という結果になるかもしれない。ということに思い至らないといけません。現実味のない、痛み苦痛をまったく伴わない「戦争ゲームの参加者」ではないのです。

現実の戦争では、あなた自身が銃を持ち撃ち続けるのです。善良で、本当にこころのやさしいあなた」が。

それが、戦争です。

戦争とは、人間が人間でなくなるということです。

そして

戦争とは、人間一人ひとりのかけがえのない大切な命が、ゴミのように扱われるのが戦争です。

絶対に、あってはならないことです。

人類には、戦争と言う選択肢はありません。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました